小泉総理に思うこと。 |  恵比寿ではたらく 秘書 兼 プレママ日記

小泉総理に思うこと。

ここ最近、日中関係がおかしなことになっている。それとも昔からなのかしら。


私は別にそういうのに詳しいわけでもないからよく分からないけど。でも、最近の小泉さんの行動にはちょっと?マークだなぁと感じるので書いてみます。


そもそも靖国神社というのは、戦争を体験した方やそのご遺族のかたにとってとても意味のある、貴重な神社であることは間違いないと思う。


どんな正当な理由があっても、戦争はいけない、と私は思う。だってあれは、【人殺し】だから。


自分のお腹にいる子や甥や姪ができてみて、この子たちが大きくなるころは世界中から、戦争がなくなり、戦争によってつらい思いをする子供たちが減っていたら、、っととっっっても思う。今、争いをしている人たちにも子供や家族がいるはずなのに、なぜ戦争がなくならないんだろう。


と、話は少しそれました。靖国神社でした。


そもそも、小泉さんが初めて靖国参拝をした折、私の記憶が確かならば彼は次のように言っていたと思います。


「私は総理大臣として今日ここへきたわけじゃない。小泉純一郎としてきたんだ。」と。

小泉さんというのは、総理大臣だというのは誰もが分かっている事実で、今日は公だ、今日は私だ、という区別はないんじゃないか、と私はそのとき思いました。


確かに私用、とか公務、とかそういう区別はあると思うけど、小泉さんが靖国神社へ参拝にいく、その事実だけで十分なんじゃないかと思ったものです。


私は別に靖国参拝を止めて欲しい、というわけでもないのだけど、最近の小泉さんは、靖国神社へ参拝へ自分がいく、という使命にかられているというよりは、


「僕、いちどやるっていっちゃったんだもん。やめられないよー。やめたら何言われるかわかんないもん。靖国へはいくよっ!」

という感じに見受けられます。子供じゃないんだから・・・


そもそも、戦争のことだって、私はきちんと非を認めて謝るべきだとおもう。でも、そこには補償問題とか、私には分からないような難しいことがたくさんあるんだと思う。だったら、せめて、ここは中国の顔を立ててもいいんじゃないかと思う。


確かに中国への言い分もたくさんあるとおもうけど、日本には、【負けるが勝ち】っていうすばらしい言葉があるんだもの。小泉総理は、孔子の「罪をにくんで人を憎まず」ってのを引用してる場合じゃないと私はふと思ったりするのです。


中国ODAなども問題も確かにあるけれど、それとこれとはまったく別のことだと思うし。

http://www.cn.emb-japan.go.jp/jp/jodamenu.htm


そういう私自身、ふと、なぜいまだに経済支援をしている国がこんなに強い態度に出ているんだろう?とギモンに思ったりもした。でも、それはまったく別のことなんだな、って思う。


中国はすごい勢いで経済成長をしていて、日本のように飽和状態にない。だから、良い意味でも悪い意味でもいろんなことに活気があって、そのパワーをどうしたらよいのか分からないという現実があるんだと思う。中国政府も市民を絶対敵にまわせない現実があるんだと思う。


だから小泉総理がかたくなに、ひとごとみたいに、のらりくらりと報道陣を交わしている場合じゃないのではないか、と思う。もしかしたら、小泉総理は、いい関係を築くとても大切な、そして最大のチャンスを逃したのかもしれない。